おともだち

2010年4月22日 (木)

「5人の建築家展」〜普遍性と建築〜/塩塚隆生のトークセッション

先週一通の展示会案内メールがとどいた。
「5人の建築家展」〜普遍性と建築〜 福岡天神のギャラリーで開催とある。
差出人もギャラリーの名にも聞き覚えはなかったのだが、
5人のなかに友人の建築家、塩塚隆生の名前があった。
しかも初日にトークセッションがあるという。

塩塚さんが人前に出て自身の建築を語ることはめったにないことなので、このライブは見逃せない。早速、福岡市内での仕事をアレンジして、昨日夕方近くに寄らせてもらいました。


下の写真は塩塚さんの作品展示風景。立体的な写真と建築模型の展示。


01


セッションに参加したのは、いま九州で活躍中の40代の建築家5人。
森裕氏、塩塚隆生氏、木本功次郎氏、矢作昌生氏、 松山将勝氏


森さん、塩塚さん、矢作さんの順に20分程度、それぞれご自身の作品を紹介し
その後、質疑応答。そのままセッションに入った。


普遍性という大きいテーマに対して、各氏はそれぞれの建築の場所性、個別性、ローカリティの問題を取り上げ、そこを軸として議論がはじまった。短い時間の中で掘り下げた議論にこそならなかったが、各氏がそれぞれに向かい合っている建築への真摯な姿勢が好印象だった。


同時にわたしにとって興味深かったのは、他の4人が建築家、塩塚隆生に向ける視線であった。塩塚氏のトーク自体が本当に珍しいことだし、福岡を中心に活動している4氏に比べて、さらにローカルな大分を拠点とする塩塚氏の仕事は建築家同士でも気になるんだな、と(愉快に)思いながら塩塚氏の応答に注目した。


「大分だとやっぱり厳しいでしょ?限界があるでしょ?」と、司会役の松山さん。


>>> この質問の意図も曖昧だったが、私はなんとなくわかる。 >>>建築の仕事(クライアント)の量、質とも福岡とは比べるべくもないからだ。(決していじわるな質問ではなかったはずだ)

そんな環境のなかで「塩塚さん、よくやれるなァ」と、これは松山さんならずとも多くの人が思っていることだ。
塩塚さんの場合は、なおかつ完成度の高い仕事を続けていっている。これは誰しもが驚嘆するところである。

その質問に対して塩塚さんが応える、
「限界というふうに感じたことはない。大分は建築に対して他県よりも理解があるのでは。」


>>> これはわたしには「?」だった。そんなにりっぱな環境があるかなァ?ほんとかなァ?


おそらくは塩塚隆生をとりまく環境が、ある意味で特殊なのだろうと思う。
彼の場合やろうと思えば何処ででもできるはずだし、それは海外でも同じだろう。
塩塚さんに仕事をさせるよう、環境のほうが働きかけているに違いない。

何処ででもできるから此処でいい、と。私はそう見ている。


下の写真はレクチャーの一場面。


02


「具体的なローカルの固有性を通して普遍性にアプローチする」


今回の企画展のテーマが「普遍性」ということだったので、こういう言い方になったのだろうが、私の見方はちょっと違う。
塩塚さんの場合は最初から普遍性に通じる核のようなものを持っている、奇特なひとだ。そのひとが都度の課題、案件に際して、自分自身と向き合って作品がつくられていく。ローカリティというのはおそらくは彼の建築家としての現在のアドレスということになるだろう。時間的な意味も含めて。


03

上の写真はアキ工作社のプラン。


下はセッション中の塩塚氏と矢作氏。矢作さんの建築もいい。インターローカルという造語も面白かった。荒削りだが、私には好きなタイプの建築だった。


04

立ち見もでていたくらい盛況な会場。
残念なのは木本さんと松山さんの実作の話しがあまり聞けなかったことだ。


別の機会があればぜひお聞きしたいものだ。

05

5人のまじめな建築の話しが聞けてとてもよかった。

ただひとつ気になったのは、この5人、建築のことばの使い方が似てはいないか?
これがこの世代の風潮なのだろうか?それとも現在の建築界のはやり?

分節の手続き、空気の読み方、光の扱い方。壁、スラブ、屋根、窓・・・


ふつう5人集まればもっとバリエーションがでてくると思うのだが、妙に傾向が似ているようだ、そう感じるのはわたしだけでしょうか?

そういえば、なぜこの5人を集めたのか? それも説明されていないことのひとつだった。

後日談

2010年3月28日 (日)

団塚栄喜というクリエイター

今日は東京からお客さんで、
少しは掃除もしておかなければ!

ということで、朝から車の掃除やらなにやら(ワックスはじめてかけました)
・・・午前中はあっというまに時間が過ぎて気がついたらお昼でした。


本日のお客さんはランドスケープデザイナーの団塚栄喜さん。
佐伯大入島出身の、いま一番旬なクリエイターのひとりです。

▼earthscapeのサイト
earthscape http://www.earthscape.co.jp/


約一年前に知人に紹介されて、
今回一年ぶりに会ったのですが、人並みはずれたパワーのひとで
一緒にいると彼のパワーが伝わってきて
とっても元気をもらった一日でした。


最近仕事で佐伯に来ることが多いらしく、今回は出張用の車を関西で調達して運んで来たとのこと。
▼その車と団塚さんの写真。ジムニーです。(アキ工作社前にて)

Dan0328


昼食は国東のひらめや「大谷水産」。とっても美味しいです。
ここのご主人も注目すべき人ですが、それは改めて。

▼いま建設中の(セルフビルドです)ひらめや別館。

Hirameya


その後、仕事場である旧西武蔵小学校と妻のアトリエを案内してきました。

▼これは道中、菜の花畑
Dan02


午後はいい天気で、トテモ気持ちのいい一日でした。

春の休日。

▼団塚氏のハーブマンのプロジェクトもおもしろい
ハーブマン http://www.mhcp.jp/index.html

2010年1月 3日 (日)

友人たちとの忘年会

昨年末12月30日にアキ工作社のアトリエで行った忘年会の様子です。
ここは旧西武蔵小学校に事業の拠点を移転してから僕のアトリエ兼住居として使っていますが、ご覧のように今はなにも置いてなくて、建築だけの気持ちいい空間になっています。この日は普段ゆっくり話す事ができないクリエイターの友人たちを招いてスローな飲み会になりました。子供たちを除くと12人の小宴です。

▼2階部分から見下ろし

B1


▼手前で話し込んでいるのは、中野さんと、このアトリエを設計した建築家の塩塚さん。

B2


中野伸哉さんはイラストレーターで、国見でラパロマという陶芸工房を主宰しています。陶器だけでなくガラスやアルミの作品もあり、僕がとくに気に入っているパートドヴェールの器は、娘の誕生日プレゼントとして毎年一個づつ収集しています。とにかく多才な人で、料理はプロ級だし、最近は商品や企業のプロデュースも多いようです。おなじ国東市在住なので距離的には最も近いのですが、それでも車で40分ほどかかるので、ゆっくり話す機会はほとんどない。他の人もおなじようなもので、こうして集まるのは年末押し迫ったこの日くらいしかないのです。


B3

▲シオツカアトリエの古庄さんとカロムジークの八坂さん

塩塚さんの建築を成立させる上で、古庄さんの才能はとても大きいと僕は思っています。友人の建築家たちを見渡しても、いい仕事をしている人たちは夫婦ともに建築家というケースがとても多いのです。なかでも古庄さんは筋金入りというか、名ディフェンスという印象です。

八坂さんは音楽イベントのプロデューサーです。国内外から若く才能のある音楽家を連れてきます。僕もなんどか聞きにいきましたが、すばらしい演奏会でした。八坂さんの行動力にはほんと、頭が下がります。


B4

▲地元安岐町出身の林浩昭さんと奥さん、右端が竹下さん

林さんは現在農業大学の校長で、県の教育委員長。
もともとは研究者で大学で農業の化学分野の研究をなさっていた方です。多忙を極める仕事環境のなかで、両子山のご実家でシイタケもつくっています。僕もなんどか山に連れて行ってもらいました。
僕はここ数年来、彼が農業を核にここで何をつくっていくのかをずっと注目しています。現在、県の教育分野でも要職にある立場で、彼が取り組んでいる「農業と教育」というテーマは日本にとって最も需要な問題のひとつです。どういうかたちになるか、まだわかりませんが、今年は林先生にご協力いただいて旧西武蔵小学校でワークショップを開きたいと考えています。(ちなみに、林さんはこの小学校の卒業生です。)

おとなりの林夫人もまた、とてもアクティブなかたです。昨年、彼女の働きかけで安岐町の図書館が新築されることになりました。地元国東にとってはとても心強いお二人です。


B5


塩塚隆生さんは今年、「みんなんかん」以来の大きな物件(大分市内の分庁舎)を設計することが決まっているそうです。どんな建築になるのか楽しみです。


▼二宮圭一さん(写真左)と神鳥兼孝さん(写真右)

B6


二宮さんは昨年10年を総括する個展を行ったばかりですが、今年はあらたな展開をするようです。今年もっとも注目すべき作家だと思います。

神鳥さんはTVCMの映像ディレクターです。昨年中野さんの紹介ではじめてお会いしたのですが、話してみると、二宮さんとは杵築高校の先輩後輩で、かつ竹下さんの東京芸大油画科時代の後輩でもあるということがわかりました。世間は狭いなと改めて思います。約4年前に東京から帰って来て、昨年4月、広告映像制作の会社 Green Circle を立ち上げました。アキ工作社のイムズでの展示「Life Size Zoo」の映像は彼が制作しています。ウチの会社も今年はいろいろとお世話になりそうです。

>>> YouTube


B7

▲壁にかけたオーナメントはエメルシャトレーの宗政さんの作。2年前、東光の田村会長が届けてくれました。いまも大事にしています。

▼子供たちは別室で勝手に遊んでいます。奥でテレビゲームに向かっているのは中野マーク周作くん。昨年作家デビューした、中野伸哉さんの息子さん。18歳ですでに作家ですから、すごいよね。

B8


午後3時頃からはじまって、あっというまに時間が過ぎ、お開きは0時過ぎでした。この日は僕も久々に本腰を入れて(二日酔い覚悟で)飲んでいたので後半のことはあまりよく憶えていないのですが、とにかく楽しい晩餐でした。

ほぼ同世代といっていいメンバーなので、それぞれに大きな節目をむかえているようです。僕自身そういう時期を迎えて、他の人は何処に向かおうとしているのか、それが聞きたかったのです。みなさんそれぞれの分野の最前線で仕事をなさっているので、余計な説明が必要ない、というところが僕にとってはリラックスできる友人たちです。それでも時間はあっという間に過ぎて、いつもなにか話し足りないところで終わってしまいます。続きは今年の年末ということになるのでしょうか。

少なくとも年に一回、こういう場所が必要だな、と改めて感じました。

2009年12月10日 (木)

10年の仕事/僕の場合

先週、二宮さん、塩塚さん、二人の10年間の仕事を見て、
さて、自分が展示会をするとしたらどういうものになるだろう、と考えた。

それで、僕がこの10年の仕事として見せるとしたら、やっぱり決算書しかないだろうなと思う。
▼アキ工作社創業以来の決算書(いまのところ11期分)。


Kessan


▼当然、展覧会の会場はここ。アキ工作社のアトリエ。


Room5


何期分になるかわからないけど、この空間に創業以来の苦難の数字を展示しよう。ゆっくり閲覧できるように椅子もつけて。

そして、決算書のコピーを段ボールに合紙して、d-torso製品の決算書プリントバージョンを展示するのも悪くない。

2009年12月 9日 (水)

塩塚隆生という建築家

▼いま開催されている「塩塚隆生建築展 1/100の風景」の様子。


Shio1
▲大分市の集合住宅
http://www.shio-atl.com/work_46.html


昨年春に開催された「1/30の風景」に続く塩塚さんの作品展。
昨日紹介した二宮さんと同様、塩塚さんの最近10年の仕事を紹介している。


Shio2
▲大野町のバスターミナル
http://www.shio-atl.com/work_14.html


塩塚さんとは2001年グッドデザイン賞受賞がきっかけで知り合った。
塩塚さんは国見町の「みんなんかん」の建築で、僕はd-torsoのプロダクトで受賞し、その年湯布院で行った「ヒトノカタチノモノノイロ展」を塩塚さん、古庄さんが見に来てくれて、話したのがはじまりだ。

しかし話しているうちに、もっと以前からお互いを知っていた事が判明する。
僕も塩塚さん同様、建築学科の出身で、学生時代から建築設計のコンペに参加していて、建築雑誌に掲載された入賞作と名前がお互いの記憶に残っていたのだ。


Shio3
▲豊後高田市ロータリーパーク
http://www.shio-atl.com/work_29.html

その後、たびたび塩塚隆生の実施作を見せてもらうようになり、ついにはアキ工作社のアトリエを設計してもらうことになる。


Shio7


Shio8
▲安岐町のアキ工作社
http://www.shio-atl.com/work_18.html

これは僕のかつての建築関係の友人たちも認める、名建築になった。塩塚隆生の代表作のひとつだと思う。建築関係の友人は僕が自分で設計しなかった事に対して一様に驚いていたが、この間の事情を知らない東京の友人たちには理解不能だろう。

がしかし、僕のこの決断(塩塚隆生を設計者に選んだ事)は、ほんとうはもっと褒められていいことだと思っている。僕の決断も、塩塚さんが出した結果も超ファインプレーなのだから。

ただ、これは建築に深入りしたことがある人でないと、なかなかわかってもらえないかもしれない。(残念です。)


Shio4
▲プライベートギャラリー
http://www.shio-atl.com/work_06.html

Shio5
▲入江のゲストハウス
http://www.shio-atl.com/work_08.html

Shio6
▲シゲミハウス
http://www.shio-atl.com/work_12.html
自社のアトリエ以外で僕がもっとも気に入っているのが、このシゲミハウス。残念ながらいまだ実物をみていない。


建築家をどこで評価するか? それは建築的なことばの大きさなのだと、僕は思う。建築家が使うことばのサイズ。塩塚隆生は日本人としてはめずらしい、おおきなカタチを使いこなせる、体力のある建築家だと思う。知的な体力。全細胞を動員するような、粘り強くて、しつこい。・・・と、そういえば同じことを二宮圭一さんのときにも書きましたが、この二人はここらで共通しているかもしれない。

ル・コルビジェ曰く「建築は力の言語である」。塩塚さんは建築の正統のド真ん中を歩いている、ほんとに貴重な存在です。


「塩塚隆生建築展 1/100の風景」は12月20日まで

2009年12月 7日 (月)

二宮圭一という美術家

二宮さんと初めて出会ったのは大学一年の確か夏ごろ。共通の友人のサワムラという人物が油画科に大分出身でスゴいやつがいると、紹介されたのが初めてだったと記憶している。二宮は油画科、僕は建築科だったので講義科目での接点はあまりなかったが、彼はボクシング部で僕は剣道部、練習日が同じで、夕方更衣室でたまに挨拶することがあった。

学生時代の二宮さんはボク部らしく丸坊主で、いまのような柔らかい雰囲気とはかけはなれていたような気がする。どちらかというと肉食系の野生動物といった感じ。少なくとも気やすく声をかけられるようなタイプではなかった。当時から学内でも有名人で、油画科の友人たちとの会話ではよく名前が出ていた人物だ。

大学二年のとき、一度だけ学内で行われていたボクシング部の対外試合を見たことがある。学生ボクシングを見たことがある人はわかると思うが、はてしない、(ただの)殴り合いである。どちらが先に倒れるか、技術なんかは二の次だ。二宮さんの試合は最初から相手を威圧していた。相手のパンチはほとんど貰わないまま、ノックアウトだった。これが僕の学生時代の二宮圭一の印象である。

その後、ニューヨークに渡ったこと。帰って来て大分で美術研究所をはじめたことは人づてに聞いていたが、再会するのはいまから三年くらい前である。


Ninomiya02


現在NHKで放送中の「小さな肖像」は、10年続く大分局制作の番組である。二宮さんがカメラを持って県内を彷徨いながら出会った人にインタビューし、スケッチを描く。天井からつり下げられているのがいままで描きためた水彩画、肖像画だ。


Ninomiya03


なんだか、インタビューしたひとの魂が浮遊しているようだ。

だが、どれもまったく怖さが無い、善良なサーフェイス。
どちらかというと、天国的。あるいは極楽的?(肖像になった、ほとんどの人はまだご健在だと思います。)
二宮が勝手に成仏させてしまった、という感じはある。


Ninomiya04


▼月刊誌「conka」連載の「二宮雑感」のシリーズ。
大分での活動を知ったのは、conka編集長のヒメノさんの紹介だった。


Ninomiya05


毎回おもしろく読ませていただいています。
文章が上手だなーというのが率直な印象でした。

▼雑感の総集編を読むと、最初はお世辞にもじょうずとは言えないものであることがばれてしまう。でも読み方としては、はじめから通読したほうが面白い。だんだんとなれてくるのがよくわかる。この展覧会の二宮テイストが確立されていく感じ。おすすめの一冊です。


Ninomiya19


Ninomiya06


Ninomiya07


Ninomiya08


▼雑誌セーノ創刊号で二宮さんからインタビューを受けた掲載記事。
僕自身、これまで新聞雑誌テレビ等おそらく100を超えるインタビューを受けてきたが、当然ながらどのインタビューよりも二宮圭一のインタビューは粘り強く、しかもしつこい。正面からガッチリ向かい合ってくる感じです。これはインタビューを受けた友人たちも同意見です。


Ninomiya09


▼右上、僕の肖像。


Ninomiya10


▼イラストレーター中野伸哉さん一家の肖像


Ninomiya11


▼ミニチュアドレスの鈴さん


Ninomiya12


▼僕の妻で、ニットを編んでいる竹下洋子


Ninomiya13


▼衣装デザイナーのマリさん


Ninomiya14


▼ターボブレイドの林さん。二宮さんの肖像画は、(重要な問題ではないけれど)似ていない事が多いのですが、例外的に林さんは似ています。このコメントが面白い。>>>私も鉄人とジャイアントロボ派です。

みな友人です。


Ninomiya15


▼僕が行ったときは残念ながら二宮さんは不在だったが、会期中ここで制作も行っていたらしい。


Ninomiya16


Ninomiya17


Ninomiya18


▲娘はこの絵が気に入ったようだ。カッパ?です。か?


Ninomiya20


地方のマスメディアとかかわりながら制作された、「二宮の仕事、この十年。」
メディア・アートとして括る向きもあるだろうが、二宮圭一はそういうカテゴリーで括れる作家では、もちろんない。
ただ、この仕事は二宮さん以外の誰もできなかった仕事であるのは確かな事だ。

商業メディアとかかわることで、作家の存在を自ら消しながら生まれてきたかもしれない「サーフェイス」。二宮さんがあみ出したインタビューの技術が美術であるならば、これはちょっとスゴイことだ。

僕がこの展覧会で注目したのは、かつて野生動物のようだった(ようにみえた)二宮さんが、信じられないくらい多くの人々にインタビューしながら積み上げた風景が、こんなにもニュートラルで、それこそ天国的なことだった。

2009年12月 5日 (土)

友人の個展

二宮圭一と塩塚隆生、友人二人の個展に行って来た。

この日は、家族そろって朝からくるまで出かけ、午前中はヘツギの帆足本家富春館酒蔵で行われている二宮圭一展覧会「二宮の仕事、この十年。」へ、リンガーハットでチャンポンを食べてから、午後はトキハ6Fでラジコン買って、竹町ガレリアでお土産のワインを買って、wazawaza1F・アネックス棟で開催されている塩塚隆生建築展「1/100の風景」のオープニングに参加。それから安岐にもっどてきて、地元の寄り合いへ。この日は加茂社のお祭りで酒席になった。

盛りだくさんの一日だったので、ひとつひとつ書いていこう。


▼二宮圭一展覧会「小さな肖像の肖像」入口を入ったところの様子。


Ninomiya01


▼塩塚隆生建築展「1/100の風景」


Shiotsuka01

たまたま二人とも大分を拠点に仕事をしていますが、同時代を生きている作家の中で、もっとも重要な人物のふたりです。

つづく。


PS

二宮圭一の展覧会は明日12月6日までです。
まだ行っていない方は明日見に行ったほうがいいです。

見ておかなければばならない、展覧会です。

2009年12月 3日 (木)

クニナリ

今年からd-torso製品の製造をお手伝いいただいている、佐伯市のクニナリさんをご紹介します。


Kuninari3


おつきあいは足掛け三年というところですが、いま、d-torsoの制作にはかかせないパートナー。株式会社クニナリ。大分県佐伯市大字狩生にある、精密板金加工の会社です。

出会いは県の産業創造機構の紹介で、約三年前。現社長が会社にお見えになってお話させてもらいました。とてもアツーぃ人です。最初の頃は金属製の試作品等をレーザーで加工してもらっていたのですが、最近ではアキの主力製品である紙製のキットの製造をお願いしています。


▼最初に作ってもらった「ステンレス製馬頭」EUROSHOP展示会のためヨーロッパにも渡りました。


Kuninari5


アキ工作社本社も県北の海沿いにあるのですが、クニナリは県南の海に臨んでいます。
ほんとに、風光明媚なロケーションです。


Kuninari2


▼工場内の大型のレーザーです。


Kuninari4


右に映っているのが専務です。社長とはご兄弟ですが、印象はお兄さんとはまた違っていて、長身、クールでかつソフトな雰囲気のオトコマエです。異なったキャラクターの兄弟がクニナリを支えているのが、外部の私たちにもよくわかります。ナットクです。


▼玄関には、自社製のモニュメントが。リッパでしょ。


Kuninari1


社長、専務だけでなく、会社の人たちもみな明るくって、
見学に行ったときに感心させられたのが、みなさんの挨拶でした。

>>>ウチも見習おうよ。


これから年末にかけて生産が立て込んでくると思いますが、
どうぞよろしくお願いします。


>>> 社長、専務、クニナリのみなさん
今月19日は新事業所のお披露目パーティです。皆さん、お待ちしております。


>>> ところで、クニナリさんは
当社とビジネスプラングランプリ同期、盟友のおさかな企画卜部さんのブログにも登場しています。卜部さんは、桁違いにアツーぃ人です。あらためてご紹介します。