塩塚隆生という建築家
▼いま開催されている「塩塚隆生建築展 1/100の風景」の様子。

▲大分市の集合住宅
http://www.shio-atl.com/work_46.html
昨年春に開催された「1/30の風景」に続く塩塚さんの作品展。
昨日紹介した二宮さんと同様、塩塚さんの最近10年の仕事を紹介している。

▲大野町のバスターミナル
http://www.shio-atl.com/work_14.html
塩塚さんとは2001年グッドデザイン賞受賞がきっかけで知り合った。
塩塚さんは国見町の「みんなんかん」の建築で、僕はd-torsoのプロダクトで受賞し、その年湯布院で行った「ヒトノカタチノモノノイロ展」を塩塚さん、古庄さんが見に来てくれて、話したのがはじまりだ。
しかし話しているうちに、もっと以前からお互いを知っていた事が判明する。
僕も塩塚さん同様、建築学科の出身で、学生時代から建築設計のコンペに参加していて、建築雑誌に掲載された入賞作と名前がお互いの記憶に残っていたのだ。

▲豊後高田市ロータリーパーク
http://www.shio-atl.com/work_29.html
その後、たびたび塩塚隆生の実施作を見せてもらうようになり、ついにはアキ工作社のアトリエを設計してもらうことになる。

▲安岐町のアキ工作社
http://www.shio-atl.com/work_18.html
これは僕のかつての建築関係の友人たちも認める、名建築になった。塩塚隆生の代表作のひとつだと思う。建築関係の友人は僕が自分で設計しなかった事に対して一様に驚いていたが、この間の事情を知らない東京の友人たちには理解不能だろう。
がしかし、僕のこの決断(塩塚隆生を設計者に選んだ事)は、ほんとうはもっと褒められていいことだと思っている。僕の決断も、塩塚さんが出した結果も超ファインプレーなのだから。
ただ、これは建築に深入りしたことがある人でないと、なかなかわかってもらえないかもしれない。(残念です。)

▲プライベートギャラリー
http://www.shio-atl.com/work_06.html

▲入江のゲストハウス
http://www.shio-atl.com/work_08.html

▲シゲミハウス
http://www.shio-atl.com/work_12.html
自社のアトリエ以外で僕がもっとも気に入っているのが、このシゲミハウス。残念ながらいまだ実物をみていない。
建築家をどこで評価するか? それは建築的なことばの大きさなのだと、僕は思う。建築家が使うことばのサイズ。塩塚隆生は日本人としてはめずらしい、おおきなカタチを使いこなせる、体力のある建築家だと思う。知的な体力。全細胞を動員するような、粘り強くて、しつこい。・・・と、そういえば同じことを二宮圭一さんのときにも書きましたが、この二人はここらで共通しているかもしれない。
ル・コルビジェ曰く「建築は力の言語である」。塩塚さんは建築の正統のド真ん中を歩いている、ほんとに貴重な存在です。
「塩塚隆生建築展 1/100の風景」は12月20日まで


先日、塩塚さんの作品展でお会いしました佐藤です。むすめともども楽しい時間になりました、ありがとうございました。
専門家のかたの視点でのコメントを、とても興味深く読ませていただきました。
アキ工作社、シゲミハウス。
よくよく噛み砕いて、何周も思考を繰り返したあとのブレイクスルーのスッキリ感が、私が塩塚さんの建築に魅かれる理由だと思っていましたが、それは素人の私が思っているよりずっと難しく、有り難いことなんですね。
投稿: さとうえいすけ | 2009年12月15日 (火) 21:42
>>>佐藤さん
先日はありがとうございました。塩塚隆生設計によるまぼろしの佐藤邸、僕も見てみたかったです。また塩塚隆生作アキ工作社にも遊びに来てください。19日のパーティのお知らせを次の記事でご案内します。ご都合がよろしければおいでください。お待ちしております。
投稿: パク委員長 | 2009年12月16日 (水) 04:33